特集:器が奏でる音楽

貫入音(かんにゅうおん)

仁秀の器を食器棚などに置いていると、「キン」や「チン」と高温の綺麗な音が鳴ることがあります。これは貫入音(かんにゅうおん)と呼ばれており、陶器の素地と釉薬の収縮率の差によって生じるヒビ模様である貫入が、新たに入る音です。貫入音は陶器が最も温度の変化を受ける陶器を焼いた後の窯出し時に多く鳴りますが、窯から出て数年経っても鳴ることがあります。

人によっては、器達が会話をしている。呼吸をしている。と仰る方もいらっしゃいますが、陶器に沢山囲まれた環境では複数の陶器が合わせて鳴ることがあり、さながら器達が音楽を奏でてセッションをしているように感ることができます。

仁秀陶器の貫入

仁秀の器の多くには技法、そしてデザインとして貫入を取り入れております。貫入の入り方は熟練した職人でも同じ模様を描くことはできません。器一つ一つの個性であり、顔と言えるものです。

また、貫入は器を使用してからも入ることがあるため、器に注ぐ飲み物や、飾る料理、保管する場所によって様々な模様を描いていくため、樹の年輪のような成長を見ることができます。

仁秀陶器をご利用される方は是非、長い年月での成長を楽しんで頂きたく思います。

貫入が特徴的な器たち

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